演奏「普段間違えない箇所を、本番で間違えてしまう対処法」

オルガニスト長井浩美です。

本番では、普段間違えないような箇所で変なことをしていまうことがあります。

対処法を教えて下さい、とのことでした。

誰にとっても一生の課題だと思いますが、私自身が高校生の時から使っている対処法もあるので、

もしもどなたかのお役に立てば幸いです。

普段何ということもなく弾ける箇所は、良い意味でも悪い意味でも「全自動」のような感じで弾けてしまっている所です。

次が分からなくなるぐらい遅いテンポで試す

メトロノームを三倍ぐらい遅いテンポにして、目を閉じて弾きます。

ちょっと次の音が何だっけと分からなくなるぐらいのテンポです。

スラスラ弾けてしまうようならまだ速すぎです、この練習の意味がありません。

楽譜を見ないで、楽譜を全部書く

もともと写譜をするというのは、指揮の小澤先生や小林先生から教えて頂きました。

私の楽譜は、オケ譜のように何パートもあるわけではないので、できるだけ見ないで全部書けるようにしています。

楽譜の譜割りの位置、段数や枚数は、本番で弾く譜面と同じにした方が良いと思います。

もし私のように暇人でも変人でもなく、そんなお時間がない場合でも、どこにどんな譜割りが来ているかを見ないで書いてみるだけで違うのではないでしょうか。

連続して練習しない

本番に近づくに従い、練習時間を少なくしていきます。

余計な身体的疲労を残さないためです。

整体などで身体を整えるのも大切だと思います。

他にも、栄養素や胃腸にも気をつけて下さい。

悪い条件で練習する

オルガニストは会場により全く違う条件の楽器で弾かなければなりません。

オリンピックの馬術競技で「騎乗馬は当日の抽選で決まる」と聞きましたが、全く知らない馬で競技をするとは、何とも驚くべきことでした。私とどっちがマシか、真剣に考えました(笑)。

私自身は、わざと椅子を高くしたり遠くしたり、わざと右や左にずれて弾き始めたり、音を鳴らないようにして弾いたり、わざと遅れて聴こえるように設定して練習することもあります。

メンタル面

私は音楽・練習面での対処は書けますが、メンタル面は専門外なので、専門の方の情報を参考になさって下さい。

海外の音大では、ずっと以前からメンタルの授業があります。

中学からの同級生で、ウィーン国立音大のメンタル・コーチを勤められたり、ヨーロッパでの各種講座を担当されている紀子さんの動画をご紹介します。

ドイツのバレエ団でソリストをなさっていた自慢の同級生です。解説欄にも情報がありました。

良い本番となりますように。(「良い本番」をミスタッチをしない本番、などと定義しないことも重要と紀子さんに教わりました)

何か一つでもお役に立てることがあれば幸いです。

オルガニスト長井浩美

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