シューベルト教会

シューベルト(1797-1828)というと「冬の旅」などが思い浮かびますけれども、宗教的作品も初期の頃から残していますね。

ウィーン郊外で生まれ、洗礼もここのカトリックの教区教会で受けている訳ですけれども、8歳から聖歌隊でも歌い、オルガンやヴァイオリンもここで学び、いわゆるこの地元の教会のために宗教曲も17曲書いています。

この動画の2分43秒からの教会です。(2:43開始)

私として興味深いのは、この教会のオルガンは1774年に新しく建てられていて、当然若いシューベルトがこのオルガンを弾いたり慣れ親しんだであろうことです。

そして、シューベルト当時のパイプが一部残っています。

現状、パイプ数1957本・ストップ数26本と、比較的小型のオルガンですが、3本のストップについては当時のパイプが残っています。

一段鍵盤のフルートの8フィートと4フィート、二段鍵盤のゲダクト8フィートです。いずれも木管です。

ペダルには1774年当時のパイプはありませんが、19世紀のものが残っています。

オルガンは長く持ちそうですし「何100年前のオルガン」などと言われますが、パイプはダメになっていきますので所々、メンテ・交換しないとなりません。

このオルガンも「歴史的オルガン」と呼ばれていますし、仕様としては当時のままで残そうとしている訳ですが、部品やその他諸々、変えて行っている訳です。