パイプオルガン 常に一曲ではなく何曲か練習している
例えば関連のある曲
バッハでしたら、
- バッハが影響を受けたブクステフーデの曲を練習してみる。
- 同じコラールを使った別のコラールプレリュードを弾いてみる(バッハ本人 or 他の作曲家)
- 同時代に作曲された曲を弾いてみる(バッハ本人 or 他の作曲家)
- バッハから影響を受けた作品を弾いてみる
ざっと思いつくだけでも色々あります。
第4の項目などは難しいかもしれませんが、自分なりに考えがあってのことでいいのではないでしょうか。
奏楽をなさっている方は、常に何曲も練習しなければならないわけですから、必然的に良い訓練をなさっていると言えます。素晴らしいことだと思います。
一曲は自分で自由に。誰に聴かせずとも、良いではありませんか
もし今オルガンを習っていて、一曲以上の曲をなさるのなら、一曲は自分で考えて選んでみるのが良いと思っています。私のお弟子さんは基本的に「全部自分で」ですが、ただ発表会のたびにテーマを決めます。
奏楽の方も、一曲は全く関係のない曲をご自身のために弾いていると、楽しみや世界、「技」の幅が広がるかもしれません。
また、今の練習に余裕があったり、少々飽きているというのに「先生に選んでもらいたい」という場合、理由は「後ろ向き」かと。
- 難しすぎて弾けないかもしれない。
- 選ぶ・調べるのがめんどくさい。
- 選んで弾けなかったら、練習した時間が損だ。
- バイエルやチェルニー、ピアノには「全音・楽譜出版社」が定めた段階がある。オルガンにも明確にあるに違いない。日本人としてはそれに従うのが喜び。「全音よ、人の望みの喜びよ」。
- 実力以上の曲を選んでいたら恥ずかしい
- 先生が「まる」と言わないと、他の曲は弾いてはいけないはず。
- 先生は好きな曲を弾くのを許してはくれないはず(特に音大出身者に有りがち)
等、色々あるかと思いますが、もし撃沈しようともそれはそれで良いと思います。
幸い、今はYou-Tubeで色々な曲がどんどん流れて来ますので、曲に興味を持つ良い機会になっていると思います。
楽しみも実力も広げて行けるといいですね。