【音大生向け】バロック絵画とバロック音楽の共通点
オルガニスト長井浩美です。
「バロック絵画は光と闇」
照明が無かったころの絵画。
それにも関わらず顔にライトが当たっているような表現がありますね。
バロック時代に流行った表現です。
つまりは、「光」と「闇」なのです。
バロックの音楽表現
さて、この頃の音楽表現は、
パイプオルガンを見るとよく分かるのですが、
- Greatの鍵盤が大きな音
- Swellの鍵盤が小さな音。
合奏にも
- Tutti
- Solo or Soli
がありますね。大と小。
二元比較の表現が流行った。
絵画と音楽の両方に流行った。
一致しているのは不思議ですね。
ルネサンスからバロック になったとき、
7種類だった教会旋法が、長調と短調の二つになりました。
- 長
- 短
つまりは、バロック の流行りとは、
二元比較である。
- 光と闇
- 大と小
- 長と短
二元比較をピアノの演奏にもオルガンの演奏にも意識していくと面白いのではないでしょうか。
それにしても、絵画と音楽は切り離せませんね。
音大生は絵画も観ないと!!ですね。
何かお役に立てましたら嬉しいです。
良い週末を!
オルガニスト長井浩美