演奏家が考える、簡単だけれど大切なこと。
オルガニスト長井浩美です。
休符は「音がない音符」と思い、大切にしています。
休符をテキトーに扱ったり、
ひどい時には「なき物」にしていないかな…
と、立ち止まって考えます。
休符=音がない音符を「弾く」「奏でる」「感じる」
ということを、私はしています。
音楽という世界のなかで曲に生命を吹き込むとしたら、
音符と休符は同じくらい尊いと思っています。
休符って、考えてみると不思議なものですよね。
演奏はもともと目には見えないですが、そこにある物です。
その中で更に、休符は音さえも鳴らさないのにそこにあります。
「時」という概念がなければ音楽は存在できないのだろうかと良く考えます。
簡単すぎるお話ですが、もしどなたかのお心に触れたら嬉しいです。
よい一週間をお迎え下さい。
オルガニスト長井浩美