「通奏低音とは?ただの低音のことですか」オルガニスト長井浩美のパイプオルガンブログ
お正月なので、音大生の楽式・楽器学クイズです!
通奏低音についてのクエスチョン!
1. 鍵盤楽器奏者の楽譜には左手の旋律しか記譜されておらず、数字を見て右手の和音を即興する。そのため( )付き低音とも呼ばれる。
ア. 番号
イ. コードネーム
ウ. 数字
2. 鍵盤楽器以外でも、( )、ファゴットなどが響きをプラスするため通奏低音群に加わることも多い。通奏低音奏者を略して、通奏低音と呼ぶこともある。
ア. ヴァイオリン
イ. チェロ
ウ. フルート
3. 鍵盤楽器では、チェンバロ、( a )、また中世・ルネッサンスから歌の伴奏として吟遊詩人に用いられていた( b )が使用されることもある。これらの奏者は、即興で和声付けをする。
ア. ピアノ
イ. オルガン
ウ. アコーディオン
エ. リュート
音大生には優し過ぎました……。(試験は大体論文形式ですし)
答えと解説はこちら。
1. 数字付き低音。今で言うと、この数字達はコードネームのような役割ですね。右手は自分で即興します。やってみてください!
2. チェロ(オルガニストからすると「隣にいる人」….という感じです。欠かせない存在。)
3. a.オルガン。 b.リュート。(この時代、ピアノはまだ存在しません。)
私の頃は音大生は、副科声楽で「麗しのアマリリ」など歌いました。
本当はリュートでポロポロ弾いていただきながら愛を囁かれるのがまっとうなのですが、
教授の前で呆れられながら貧弱な声でピアノ伴奏で歌っておりました…本当、トホホな感じです。
では!