コンサート派ですか?CD派ですか?「音楽家の聴き方」
オルガニスト長井浩美です。
皆さまはコンサートに行くとどのようにお聴きになりますか?
バッチリ下調べをしていくとか?
スコアを持っていくとか?
…あるいは、コンサートより断然オーディオ派だとか?
オーディオ派のかたのなかには、
「CDの方が集中して聴ける、
コンサートは前の人の動き等が気になる。
CDのほうが演奏のクオリティーが安定している」
という方もいらっしゃるのだそうです!
それも分かりますし、
私も小学生の頃からオーディオでした。
地元にオケなんか来ませんし。
…さて、コンサート。
私の聴き方は変わっているかもしれませんが、
出来るだけ曲目は読まず、
つまり何をやるか知らないまま行く。
仕事の関係で伺うことも多いですから
何の曲でも関係ないとも言えますが、
何でも満足です。
プログラムも読まず、
客席に座ったら目を閉じて
音が聴こえてきたらだいたい情景が浮かぶので
ふわふわとその中を漂います。
帰ってからプログラムを見て、
知らない曲なら、
「和声からこの年代の曲だと思ったけど当たっていたな」
とか、
「多分この作曲家だと思ったけどやはり当たっていたな」
とか、
「意外だな」
などと思います。
結局プログラムも見ないこともあります。
たまたま知っている曲に当たった時は、
「今日はこの曲だったんだー」
という感じで楽しみます。
何でも好きなので、何でも良いとも言えます。
あるいは、指揮者をガン見!!
この時は近々、その指揮者と演奏するので癖を見に行く。
この時は音も演奏も記憶にございません。
目指すは、振り方のみ!!!
オルガンのコンサートは行かないです。
一音一音漏らさずに聴いてしまい、ヘトヘトに疲れますし。
そういえば、
他人のオルガンコンサートの話題を振られると立場的に困るのですが、(そこはどんな職業のかたも同じだと思います。)
その点、うちの神父様の相槌は必見!!
答えているようで何も答えていない!
師匠と呼ばせて頂きます!
それはともかく、
またコンサートが自由に出来るようになるといいですね。
それでは。
オルガニスト長井浩美