パイプオルガン【金色の音 銀色の音】音色と色と。
オルガニスト長井浩美です。
素晴らしいフルート奏者の演奏を聴くと、
「銀色の音色だ」
と思う時があります。
金色の音、と感じることもありますが、私は銀色が好きです。
物理的に素材による音の違いではなく、
その音色に「色」を感じます。
温度差も感じる気もします。
そして管の中の空気の存在を感じます。
流れているというよりも、管に空気が満ちている、空気の存在を感じます。
パイプオルガンでも時々感じます。
↓パイプの中の空気を感じます。すごいな、と思います。(楽器の繊細さが。)パイプの中の様子まで伝わってきます。
ピアノでも、機能的な、いわゆるアクションの音を感じることはございますか?
あるいは色や、
音が空間に満ちる時の違い。
微細な音の世界。
それを聴いて幸せと感じられることこそが、幸せなのだと思っています。
それでは。
オルガニスト長井浩美